ワインリスト

tanemaki 2021

tanemaki 2021

tanemaki 2021

3,850円(税込)

北海道岩見沢市栗沢町茂世丑

品種

ピノ・ノワール717(10月9日、15日)

ゲヴェルツトラミナー102(10月9日)

ソーヴィニョンプラン117(10月15日)

レンベルガー64(10月15日)

瓶詰日

2022年8月19日

生産本数

769本

アルコール度数

12.5度

醸造過程

野生酵母で発酵、無補酸、無補糖、無清澄、無ろ過、酸化防止剤(亜硫酸塩)無添加

注意事項

無清澄剤、無ろ過のため、濁りやオリ、酒石鹸の結晶化したものが含まれることがありますが、品質に問題はありません。また酸化防止剤も無添加のため14℃以下での保存をお願いいたします。

メッセージ

うっすらとレンガの色調が入ったガーネットの色合いに野バラや腐葉土、植物的な硬さやナッツのキャラメリゼ、コーヒーも感じます。口あたりは柔らかくフランボワーズやイチジク、干しプルーンの果実味にバナナ、クルミ、中国茶のニュアンスも感じます。やや酸化的な不安定さもありながら妖艶さも漂わせ、しっかりとした酸味が味わいに立体感を出してくれており、その中で旨味もじわじわと広がっていくことで、心地よい余韻を感じさせてくれます。

北海道岩見沢市栗沢町茂世丑KONDOヴィンヤード内の園場にてさっぽろ藤野ワイナリーとしてブドウを植樹し、浦本が栽培管理したブドウをさっぽろ藤野ワイナリーで醸造しました。そんな三者のパートナーシップの中で造られたワインです。さっぽろ藤野ワイナリーの伊與部社長やKONDOヴィンヤードの近藤氏は「種まく人」であり、僕自身もその中で成長させていただいています。その思いからこのワインを「t a n e m a k i」という名前にしました。

石灰禁黄合剤1回、ボルドー液6回、有機JAS適合殺虫剤1回、化学合成殺菌剤1回、化学合成殺虫剤3回。2021年の栗沢町の春先は雪解けが早く、朝芽も例年より早く始まりました。春先のカスミカメはここ数年、環境を整えるだけでは被害が止められず、今年も早めに農薬の使用を決断しました。その後の開花期は温度と天候に恵まれました。結実期に灰カビ対策の化学合成農薬を使用しましたが、この年は品種によっては使用せずに済みそうにも感じ、ゆくゆくは使わずに済む栽培管理を目指したいと思います。干ばつ傾向によりサビダニやウリハムシモドキの害もありました。特にウリハムシモドキは大発生し、殺虫剤を使用することになりました。ブドウトリバは全体的に被害が大きく、殺虫剤を散布しました。乾燥と虫は相関性があるのではと思うほどの年でした。熟期も雨が少なく、温かく推移し、良く熱したブドウが例年より早く収穫できました。GEWを収穫後、手除梗し粒MCで管理し、PNは全房のまま追加していき、多少足で潰しながら醸し発酵へ。SB、LEMも同様にタンクへ追加していきました。その後はやや低温で発酵管理をしながら抽出をしていきました。およそ4週間後に圧搾し、木樽にて熟成。樽出しから詰めは重力を用いてワインを移動させ、酸化防止剤の添加もありません。

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