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tanemaki 2020

tanemaki 2020

tanemaki 2020

3,300円(税込)

北海道岩見沢市栗沢町茂世丑

品種

ピノ・ノワール

ゲヴェルツトラミナー

ソーヴィニョンブラン

レンベルガー

瓶詰日

2021年6月11日

生産本数

591本

アルコール度数

11.0度

醸造過程

野生酵母で醗酵、無補酸、無補糖、無清澄、無ろ過 酸化防止剤(亜硫酸塩)無添加

注意事項

無清澄剤、無ろ過のため、濁りやオリ、酒石鹸の結晶化したものが含まれることがありますが、品質に問題はありません。また酸化防止剤も無添加のため14℃以下での保存をお願いいたします。

メッセージ

石灰硫黄合剤1 回、ボルドー液6 回、有機JAS 適合殺虫剤2 回、化学合成殺菌剤1 回、化学合成殺虫剤2 回。2020 年の栗沢町茂世丑は19‐20 年の積雪量が少なく春先は無事に芽が出るのか心配でもありました。冬がそこまで凍れなかったこともありますが、仕立て方や剪定時期を変えてきていたことで凍害の影響も少なく済みました。

19 年が充実していたことで樹自体にも養分がしっかり蓄えられ、よい循環の中で春先から推移していきました。春先のカスミカメは早めに農薬の使用を決断し、まずはしっかりとした萌芽と展葉を迎えられることを目指しました。その後の開花期は温度と晴天に恵まれました。結実期に灰カビ対策の化学合成農薬を使用しましたが、この年は品種によっては使用せずに済みそうにも感じ、ゆくゆくは使わずに済む栽培管理を目指したいと思っています。ブドウトリバは有機農薬である程度効果はありましたが、山側のエリアでは被害が大きく殺虫剤を部分的に散布しました。熟期の天候は夜温が下がらず、天候もやや不安定で酸の低下と多くの病果の発生がありました。9 月上旬のベト病による葉への影響もあり収穫時期を見極めるのは非常に難しさがありました。結果的にピノ・ノワールは数日に分けて状況を見ながら収穫し、酸とのバランスやブドウ樹への負担も考慮しながらの収穫となりました。

GEW を収穫後、手除梗し粒MC で管理し、14 日収穫のPN はそのまま圧搾し、果汁のみ発酵。その後のPN、SB、LEM と選果しながら手除梗しすべてを一つのタンクで発酵させました。低温で発酵管理を行い徐々にブドウを潰し抽出をしていきました。およそ4 週間後に圧搾し木樽にて熟成。樽出しから瓶詰めは重力を用いてワインを移動させ、酸化防止剤の添加もありません。華やかなバラ様の香りに、フランボワーズのような果実味、妖艶さもありながら柔らかな口あたりに旨味がじわじわと広がっていきます。薄い液体の中に酸がすうっと通っており心地よい余韻を感じさせます。

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